その歴史は古く、7世紀の中国、唐の時代にさかのぼります。
湯たんぽの「たんぽ」は漢字では「湯婆」と書き、「婆」=「妻」を指します。
妻の代わりに抱いて暖を取る、という意味が含まれていますが、いかにも暖かそうですね。
日本への湯たんぽの到来は室町時代(14世紀)とされています。
中国では「湯婆」のみで湯たんぽを表しますが、そのままでは日本人にはわかりにくいため、わが国ではひらがなの「たんぽ」の前に「湯」を付け加えました。
変り種の湯たんぽとして、生類憐みの令の犬公方として名高い徳川綱吉が、使用したという犬型の湯たんぽが日光に残っています。
昔は陶器製が主で、銅などの金属製のものが作られるようになった大正時代以降。
天然ゴムの湯たんぽが一般に普及したのは、昭和30年以降といわれています。
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