子供と湯たんぽ
子供は大人よりよくのどが渇きます。新陳代謝が旺盛ということも理由の一つですが、体の容積と体表面積の関係も大きく関わっています。身体の小さな子供は大人より、身体の大きさに比べて放熱量が大きいため、寒さに弱く、また奪われる気化熱でのどが渇くのです。
例えば、北極クマはクマの中で最も大きく寒さに強く、熱帯に住むマレークマは、最も小柄というのもそのせいです。
ベルクマンの法則身長 | 体内の熱生産量 (身長の3乗) | 放熱量 (身長の2乗) | |
子供 1.1m(小学1年生) | 1.33 | 1.21 | 90%を放熱 |
大人 1.6m | 4.09 | 2.56 | 62%を放熱 |
人肌の穏やかなぬくもりの湯たんぽは、大人にはもちろん、子供には特に優しいのです。