最近、食品などの分野で、たとえ店頭価格が安くても、その品物が産地から消費者の手に渡るまで、どれほどのエネルギーを消費してしまったのか、を問題視するようになっています。
その経路が長ければ長いほど、地球環境に負荷がかかっているという観点から、環境負荷とも呼ばれています。
例えば、電気はそのままでは自然界に存在するエネルギーではありません。
【原油を燃やして熱エネルギー】→【蒸気タービン】→【発電機】とここまでで、もとの原油エネルギーの半分以上をロスしています。
つまり、歩留まりが悪いエネルギーなのです。
そして、発電所から変電所、各家庭へと、数々の放電のロス繰り返しながら、やっと消費者に届く訳です。 その間、電気は原料のエネルギーの大半を捨てて得ている訳です。
では、ガスはどうでしょうか。
もちろん、天然ガスからガスを作る際にもロスは出ますが、電気ほどではありません。
電気のファンストーブより、石油ストーブやガスヒーターの暖房費の方が安上がりなのはご存知でしょう。
それ以上に、沸かすためにガス、ないしは電気を使用するとしても、暖房器具として湯たんぽのコストに対する費用効率は大変安いのです。
また、電気毛布などを作るのに費やされた資源、エネルギーと、湯たんぽを作るそれとは比べるまでもありません。
欠点は、スイッチ一つで使えないこと。
お湯を沸かし、湯たんぽに入れる手間が生じます。
電気がない生活は、もはやこんにちでは不可能ですが、環境や資源のことを考え、湯たんぽが暖房器具として活用できるなら、あなたはどうしますか。
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