可動域(動かす範囲)の大きい手首やひじ、腰、ひざなどは全て関節でつながっています。
手首やひじと違い、ひざや腰の関節は特に重い重量がかかっています。
ひざ関節では、太ももの骨(大腿骨)とすねの骨(頸骨)が接していますが、骨と骨が接する部分は「関節軟骨」という弾力のある組織が、クッションの役目をしています。
ひざ痛は老化や肥満、筋力の低下などで、クッションの役目をするこの関節軟骨がすり減り、骨同士が直接こすれ合うため炎症がおきたり、関節が変形したり水がたまって生じるのです。
困ったこと、一度磨り減った関節軟骨は元に戻せません。そして、痛いからといって動かさずにおくと、症状はますます悪化してしまうのです。
痛みは薬で抑えたり、ひざにかかる重さをサポーターで軽減したりできますが、問題の根本的な解決につながらないのは明らかです。
最も遠回りのように見えて近道なのは「脚全体の筋肉を鍛え、ひざを動かすことで柔軟性を保つ」こと。
「自分の足で歩く」
一生、そうありたいものです。
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