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生命誕生以来、あらゆる動物は何万、何千年もの永い飢餓(きが)の歴史を経て、 イザッというときに備え、栄養を身体に貯めこめるよう進化してきました。
もちろん人間も例外ではありません。
ただ自分の身体能力だけを頼りにし、狩りや野生の植物を見つけることで飢えをしのいでいた時代とは違い、 現代文明は「いかに快適に、いかに安全に暮らすか」を追求し、それをほぼ達成しました。
結果、移動手段は車や列車、食べたいモノはすぐに手に入り、動くために必要なエネルギーや筋肉はほんの少しですむようになりました。
しかしその便利で快適な時代はたかだか、ここ数百年間のこと。
はるかに長かった飢餓の時代の記憶は身体の奥に深く刻まれ、もったいない精神で「水を飲んでも太る」 「何をしてもやせない」というように、ひたすらエネルギーを貯めこんでしまうのです。
やせることが太ることよりも難しいのは、生命の危機管理システムから言えば当たり前のことなのです。
もともと、エネルギーを貯め込もうとする身体の本能。 そして、それに輪をかけるのが「高カロリー食」と「運動不足」。
困ったことに「高カロリー食」に限っておいしいものが多く、ふかふかのソファに寝そべってテレビを見るのはとても快適なのです。
そして、めでたく完成するのは「運動不足」⇒「筋肉量の低下」⇒「消費エネルギーの減少」⇒「高カロリー食」⇒「肥満」⇒「運動不足」という断ち切りがたい連鎖の輪。
つまり、この連鎖のどこかを断ち切れば、そしてその習慣を将来も続ける事ができれば「ダイエット成功」というわけです。
エネルギーのなかで、必要以上に貯めると最も厄介なのは「脂肪」。 重大な病気のもとともなりかねません。
お米やパンなどの炭水化物のエネルギーは、筋トレやエアロビクスで比較的、燃やしやすいのです。
が、残念なことに脂肪は、筋トレやその他の随意筋(自分の意思で曲げたり、引っ張ったりと動かせる筋肉。力こぶなどもそうです)を使った運動では効率よく消費できません。 筋トレをしても脂肪が落ちず、筋肉がついた分、体重が増えたなんて悲劇(喜劇?)が起きるのはこのせいなのです。
では、脂肪を燃やしてくれる筋肉はというと、それは不随意筋(自分の意思で動かせない筋肉。心臓の心筋など)なのです。 そして、その最も大きなものが背中からお尻に回り込み、太ももまでつながっている腸腰筋(ちょうようきん)。
姿勢を制御し、2本足で歩けるのも、走ったり飛んだりできるのも、この筋肉のおかげ。 身体の深部、骨を取り巻くようについているので、いわゆる「インナーマッスル」の一種です。
動かそうとしても、意のままには動いてくれない「インナーマッスル」。 脂肪を主食にしている「インナーマッスル」。 それでも、動かし、鍛える方法はいくつかあります。
「上体そらし」そう、足首を押さえてもらいウッ・ウッ・ウーとうなりながら上体を反らす・・。 「階段昇降」も効果的。体力測定でハァハァ言いながら昇ったり降りたりしましたね。 毎日20セットを各5セット。効果があるそうです。毎日、毎日・・・・・・。
バランスボールの運動の基本は、「正しく座る」
「それだけ?」 楽そうですが、やってみると楽ではありません。 転がろうとするボールを制御し、無意識でも安定よく座れるようになれば、玉乗りにだってなれるかも。
座り始めて1週間後には、背中、お尻、太ももの筋肉に張りを覚えます。 腰に痛みを伴う場合もあります。 「楽になるはずが、逆に痛むなんて・・」 忘れられ、使われなかった筋肉が悲鳴を上げているのです。
そして、思い出してください。 「背中、お尻、太もも」全て「インナーマッスル」が潜んでいる場所であることを。 そして、時には弾むことも大切です。
楽しく運動することが、毎日続けられる最大の秘訣ではありませんか。
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